20年以上も製作途中で放置されていたエンデヴァー ワサの製作再開後気になる存在となった
メイフラワーのレストアが進むに従い、、エンデヴァーも最後まで仕上げようとの思いが強くなってきた
年末年始の連休もあるし、成人の日の連休もあるのでこれらを利用して完成を目指すこととした ワサはしばらく休み
12月16日メイフラワーの完成画像を撮ったあとに、エンデヴァーの現状を撮ることから始めた
シュラウドもラットラインもかなり劣化している 気をつけないと切れてしまう危険性は高い 実際一部張り直さなければならないことも多かった マスト、トップ、クロスツリー全部、バウスプリット、ジブブーム、各ステイ甲板上の構造物のほぼすべてが接着済みの状態になっている
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全体像1 この状態で20年ほど放置された | 全体像2 ヤードなどをつけていなかったので破損はない |
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船体〜尾部拡大 | 船体〜船首部拡大 |
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船尾部 メーンマスト、フォアマスト、ミズンマストのフトックシュラウドシュラウド、ラットラインおよび各トップマストのシュラウドまで完成していた |
船体中央部 各トップマストのシュラウドのラットラインは未完成 これらの部分はすべて張り替えとなった |
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船首部(左船首カルベリン砲1個紛失) | 保存してあった図面 イタリア語英語日本語の簡易説明書が残っていた かなりの部分に破れが見られ、印刷も所々消えている |
この状態からの再出発となります 滑車やアイレット、アイボルト、ロープ等紛失したと思われる部品、もとより入っていなかった部品等もあり一部自作、他の部品で代替え等行って、まあ見れるものになればと思っています。マニアがみるとすぐ分かってしまうでしょうしリギングの部位もビレイピンが足りなかったりして全く正確ではありません。遊びでやっていること。まーいいでしょう。細かい事言っていたら一生出来上がりそうもないですからね。妥協、妥協!
と言うことで始めました。以下製作途中の画像です。(2007年12月29日〜2008年1月2日)
まずはメイフラワー同様ガーゼやティッシュで大掃除
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ヤードにはすべて前もって滑車をつけておく さらにフットロープもヤードを取り付ける前につけておかないと後からではもう無理である 一部ヤードをつけ始めて気がついた | バウスプリット部分の滑車等の取り付け(劣化していたのと少しバランスが悪かったのでやり直した) |
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まだドルフィンストライカーはついていない(作り直した) 接着の甘い部品は剥がして再接着 キャットヘッドはちょっと左右差があるが、剥がれないので目をつむる |
船首部のビレイピンは部品不足で楊枝で自作した(現在のように部品は模型屋には売っていなかったしもちろんネット検索もなし) |
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ビレイピン、ファイフレールに不注意な点があり後でロープをビレイ出来ないピンが有った キャプスタンの部品取り付けミスあり 接着が剥がれないので回復不能 | ロァー、トップマストのシュラウド、ラットライン張りが完成した様子 ステイ、シュラウド、ラットライン張りまで |
以上シュラウド、ラットライン追加と補修、劣化したロープの切れたところの補修等が終わった状態
次はバウスプリットスルヤードとバウスプリットトップスルヤード、スタンディングリギングまでほぼ終わった状態まで(2008年1月14日画像)
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全体像 (スタンディングリギングほぼ完成の図) | 船首部 ドルフィンストライカーもついた。バウスプリットスルヤードの静索を留めるピンは適当に最船首部のピンとした(ピンの数も少なく、留める順番は何番目か分からない) |
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ハッチの格子はダミーで甲板に開口部はない(キット通りにしてある) | スパンカーガフ、スパンカーブーム(キット記述に従うと短くてバランスが悪いので再度作成した)をつけた |
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ラダーのティラーを舵輪につけるのもこの時点でやっておく 後からではロープがじゃまになって非常に困難 | 少しデフォルメされているが竜骨なども1×1oの檜材を使用して、らしく仕上げた キットのソリッド船体を利用 |
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板を張り付けたように見せるためナイフで切れ込みを入れた | オールは楊枝とウォルナット材から作成してオイルステインで着色 |
以上が1月14日の状態である
次は1月14日〜18日夜 ヤードを取り付けるまで
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ヤードには前述したようにフットロープや必要な滑車などすべて取り付けておく | ボート乗せ台(救命艇台)を接着(実際は中央の2つの鳥居のような台:デッキアーケードの上に乗るようだ) |
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ヤードは船体に対して直角になるように取り付けることにした 次第にロープ同士が干渉し合い、ランニングリギングの遂行がしにくくなってくる |
錯綜としてきたがここが一番楽しいところだ 最初ポリエステル糸を使用したが、木綿糸の方があとで水分を含ませて縮ませる事が出来るので、たるまない仕上げには木綿がいい(一部ポリエステル糸を利用したのは木綿糸が不足しすぐに手に入らなかったため) |
ここまで1月18日夜撮影した画像です
さて最終段階に入りました。ここからはほぼ完成した画像です 画像をクリックすると各画像の拡大像(原画が圧縮されています)が開きます。細かい間違いは指摘しないでくださいね。キットを制作して楽しんでいるだけですから
通常は木工ボンドを薄く溶かした水でロープを浸して手でしごいておくと、ケバがとれて埃が付きにくくなるのですが、糸が縮んでヤードやマストがゆがむことがあるのでやめました
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説明は無しにしましょうか 1月18日と異なるのはリギングがすべて終わりしかるべきピンに留められたこと、船尾ランタンがついたこと位でしょう まだ船尾装飾、救命艇のオールなどは画像にありません おまけの画像をそのうち追加します