7.広報・企画イベント・教育
1.活動の連絡と紹介は「たたら通信」で
加越たたら研究会は、活動本拠をあわら市(旧金津町)に置いています。
月一度の例会に仕事を持っている方が土〜日曜日に決めた時間に集まることは、正会員でもなかなかのことで、自由業の方が中心の活動となってしまいます。
それでも、多くの方の支えにより、ほそぼそと活動しているのが現状かと思います。
初代の会長、吉川充雄氏は、会員の連絡として、たたら通信を始めました。これが、2006年12月でちょうど通巻100号となりました。今後も、会員と援助協力の方、活動に関心を持ってくれる方に、郵送していこうと思います。




2.企画イベントは
たたら製鉄の公開実験は、「奉納たたら製鉄」として2002年元旦まで毎年、金津新町にあった金山神社を合祀している総社金津神社で行ってきました。(加越たたら研究会のあゆみを参照)
しかし、現在は会員の時期的都合により中断しています。

火起こし         永田式炉での操業


一方、出前(おしかけ?)たたら製鉄として学校などで実施しています。



最近は、原料としては「ソブ」を中心に行っています。それから、
2005年からは、鋳造にも手がけています。しかしまだ、たたら製鉄から作った鉄でなく、現代工業原料を使っていて、その合間に、たたらのケラを一部溶かしている段階です。2007年からは、ケラからの鋳造を計画します。





3.たたら製鉄だけが「たたら」ではない!!
古代たたら製鉄が古代技術であるとき、技術は時代技術であることから、たたら製鉄だけに固執しているのでは、たたら製鉄を見失ってしまいます。
 たたら炉のまわりには、いろいろな情念と情報が渦巻いています。
われわれの活動も、鉄にまつわる「情念と情報」で織り成して行くと、思います。子どもの心に帰ること!!
火をいじるのが好きであり、土をいじるのがすきであり、水をいじるのが好きです。「ものがたりを聞くこと」も好きです(歴史的)。思ったことを「つたえる」ことも好きです。なぜかなと「考える」ことも好きです。
土器をつくるなど、創作意欲がいっぱいである。また、科学的な志向で、鉄づくりは魅力あるものである。
 作(造)らんかな……古墳石切り 野焼き土器づくり
 踊らんかな……・火の祭り舞踏(永長のパフォーマンスグループ)
 叫ばんかな……
など

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