2.大鍛冶
 たたら炉でできたケラまたはズクをこのまま鍛冶で使うことは困難であった。
ズクに近いと、赤めて叩いてもばらけてしまう。
できたケラは、鋼、軟鉄などいろいろであり、鍛造に使うには「おろし金」という精練工程が必要であった。
 便法として、できたケラを火花試験により選別して、
用途を決めるという方法もあるかと思う。
 [?疑問?] 「烏帽子ヒタタレスタイルのたたら操業の図」がある。全くの想像であるが、これは大鍛冶の儀式炉?でないかとも思う。なぜなら、このような服装では、たたら操業の作業はできない。

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