私は、日本の中部地方にある小さな山村で生まれ、22歳までをこの山村で過ごしました。下の写真は、2021年の4月に撮影したものです。周囲を山で囲まれた谷間のこの地区には、私がそこで暮らしていた頃、「舘」姓を名のる家が3軒存在しました。

現在は、家の近くにまでイノシシが現れます。田畑のみならず、お墓にまで、イノシシよけの電線が張られています。ハクビシンなどの動物も、徘徊するようです。これらの野生動物との共生は、この地区の重要な課題となっています。マリンバを製造する国際ブランド「コオロギ社」の工場は、この地区の大規模建築物の一つです。
「舘」姓の由来を私に教えてくれたのは、私の祖父です。下の写真は、1953年頃に撮影されたものです。

肩車をしてくれているのが祖父で、上に乗っているのが私自身(3歳くらい?)です。小学生になった頃に、祖父が私にしてくれた話によると、江戸時代に、領主が領土を見回りに歩く際に、休憩所として使った建物のうち、大規模のものは、「大舘」と呼ばれ、小規模のものは、「小舘」と呼ばれていたそうです。この地区の「舘」姓を名乗る家の祖先は、「小舘」の管理人であり、明治以降、「舘」姓を名乗ることになったと、教えてくれました。この話が史実と整合性のあるものかどうかは、祖父に敬意を払い、追求しないでおきます。