このホームページを立ち上げることになったきっかけは、1981年にアメリカから日本の私の職場に着任した同僚が私へのお土産としてもってきてくれた一枚の鍋つかみ(あるいは、鍋しき)でした。数年間、日本で過ごすことになったこのアメリカ人は、本国を離れるにあたって、友人・知人にしばしのいとまごいをするために、アメリカ合衆国国内のみならず、中米へも足を延ばしたとのことでした。 「中米のグアテマラで買ったよ」と言って渡してくれたのが問題の鍋つかみです。



上の写真は、その鍋つかみの表側です。「なるほど中米的なデザインだな」というのが第一印象でした。次に、その鍋つかみをひっくり返してみました。その瞬間、とんでもないラベルを見つけてしまいました。


ラベル(下の画像参照)には、メキシコ産という表示ともに、Tachi Castillo と書かれていました。 Castillo は、スペイン語で「城」を意味し,英語の castle に相当する単語です。Tachiは、私の姓「舘」をアルファベットで表記したものです。ところで、「城」と「舘(やかた)」とは、概念的には近いものです。つまり、このラベルには、解釈次第では、「たち」「たち」と続けて2度書かれていることになります。いつかきっと、グアテマラとメキシコを訪ねて、この偶然の組み合わせの理由を解明してみようと、夢見ることになりました。退職後の楽しみにしようかと、のんきに考えていました

しかし、この中米を旅する夢は、この鍋つかみと夢を手にしてから約20年後に、インターネットの発展で、もろくも消え去ってしまいました。2001年のある日、暇つぶしに 'Tachi Castillo' と入力し www.yahoo.com の検索機能で調べたのが運命の分かれ道でした。 検索の結果、Tachi Castillo とは、「メキシコのデザイナーの名前であることが分かりました。しかし、なぜこのデザイナーがTachi Castilloと名乗るのかを,さらに調べることは,しませんでした。
 
その代わりに、単純に 'Tachi' と検索することにしました。その結果、北アメリカの先住民族(通称,アメリカインディアン)の小部族(triblet)に、Tachi 族と呼ばれる集団がいることを知りました。このホームページの立ち上げは、この「鍋つかみ」のラベルから始まったのです。

私の関心は、鍋つかみの Tachi Castillo から、アメリカの先住民族である Tachi 族に、いきなり、その向きを変えてしまいました。