明るすぎない照明

ポリプテルスは明るすぎる環境を嫌うようなので
あまり明るすぎないものにしよう。
飼育する水槽の適合サイズよりも小さな照明を使うと良い。
適合サイズしか用意できなければレイアウトで光の当たり難い部分を作ってやればいい。
適合サイズ以下のものを使うのなら
照明を水槽の真ん中に置くのではなく水槽の端の方において少し暗くなる箇所を作ってやろう。
そうすることでポリプテルスは光の当たりが弱い、暗い部分で休んでいることが多くなるので
ポリプテルスにとっては多少暗いほうが落ち着いていられるのだろう。

ライトの種類によってはポリプテルスの見た目や
水槽の雰囲気が変わるので自分の好みのものを選ぼう。


ヒーターは必ず予備を用意して

寒いと死んじゃうのでヒーターは必須。
ヒーターはポリプテルスが火傷しないようにカバーを付けて。
また、サーモセンサーのコードやヒーターのコードの隙間に入って暴れることがあるので
サーモセンサー、ヒーターは固定せずにブラブラと浮いた状態にしておいたほうがいいかも?
水槽一つに対してヒーターが一本だと
万が一冬場にヒーターが切れた場合、手遅れになるのでヒーターは必ず2本使用するようにしておくと良い。
2本使っていればどちらかが切れても最悪の事態は避けられるハズだから…
ヒーター2本使うということはサーモも2つ必要になると思うので
水槽の中がかなりコード類でゴチャゴチャになってしまうという欠点がある…
が、ポリプテルスを寒さで死なせてしまうよりはマシだ。
ゴチャゴチャするのが嫌ならサーモとヒーターが一体化したヒーターもあるし
温度が固定されているオートヒーターもあって
それらを使うと水槽内も多少はすっきりするハズ。

ちなみに…
ヒーターを使うには必ずサーモスタットというモノが必要で
サーモスタットの役割は温度の調整を行うこと。
これがないとヒーターは温度調整が出来ずに水を沸騰させてしまう。
オートヒータはサーモスタットが付いておらず温度調整が出来ない。
その代わり、一定の温度までしか上がらないようになっている。
ポリプテルス飼うだけならオートヒーターでも十分なのだが
もしも病気になったら治療のために水温を上げる必要が出てくる場合もある。
オートヒーターは水温が25度程度に固定されているものが多いので
病気発生の可能性も考えて水温調整出来るサーモスタット付きヒーターは用意しておいたほうがいい。
また、ヒーターは消耗品であり意外に寿命が短い場合もある。
なので万が一の場合に備えて予備を用意しておこう。
ヒーターは今はほとんどの製品で『空炊き防止機能』が付いているので大丈夫だとは思うけど
念のため、ヒーターを買うとき空炊き防止機能が付いているか確認してから買おう。



蓋は必須

ポリプテルスはふざけんな!ってくらいよく水槽から飛び出すので
蓋は隙間の無いようにしておくこと。
ほんのちょっとした隙からでも飛び出します。
大型のポリプテルスだと薄いガラスの蓋なら割ってしまうことがあるので
ガラスで蓋をする場合は分厚いガラス(厚さ5ミリ以上あると良い)を使うこと。
たまにあるのだが、ポリプテルスはかなりの勢いでジャンプするらしく
ガラスのような硬い材質のモノだと頭を打って死んでしまうことがある。
特に大型種は力が強いのでその可能性高い。
蓋はぶつかっても衝撃を吸収してくれる柔らかい材質のものを選んだほうが良いのかもしれない。
ただ、柔らかい材質は軽いものが多く
簡単に弾き飛ばされてしまうので重しを置いたりボルトで水槽に固定したり
はたまたスライド式にして簡単には外されないように工夫が必要。

水槽の蓋として自分で使ってみていいな… 
と思ったのは『プラダン』と呼ばれるのも。
柔らかい材質で加工が簡単な事、そして値段が安い。
が、材質がプラスチック?だからか長年使うとバリバリになって割れてしまったり
透明のものがないので光を通し難いなどの欠点がある。
他にもポリカーボネートと呼ばれるものも蓋にするには良い感じだった。
柔らかく加工も簡単、だけど少々値段が高い。
プラダンと違い透明なので光は通しやすい。
元々、ポリプテルスは強い光は好きじゃないみたいだから透明度は低くても問題ないけどね。
耐久性も野外で使われるくらいなので多分高いと思われるので
水槽の蓋にするには一番よい素材なのかなぁ?と思う。
プラダンもポリカーボネートもホームセンター等に売っているので入手しやすいのも良い。