底砂は必要か?
ただ飼うだけなら底砂はなくても問題ない。
底砂が無ければ掃除が楽だし底砂に汚れが溜まることで
病原菌が殖えるリスクも得る。
底砂がないほうが飼育に手間がかからないのだ。
けれども僕は手間がかかっても底砂を敷くことをオススメするよ。
と、言うのもポリプテルスはその環境が明るければ体色が明るめに
暗ければ体色も暗くなる。
底砂によってポリプテルス本来の体色が表現できるし
底砂に水をろ過してくれるバクテリアが湧いて水質が安定しやすい。
何よりも…
ポリプテルスのことを考えれば底砂があるということは自然なことで
ポリプテルスを狭い環境で飼うのだ。
水槽内とはいえ、なるべく自然と同じ環境にしてあげたほうが
ポリプテルスの情動にとっても良いことだと思うし
飼育者としての当然の心遣いだ。
どうのような砂が良いのか?なのだが
ポリプテルスは結構砂を巻き上げるので
なるべく巻き上がりにくい比重の重いものが良いと思う。
大磯砂と呼ばれる砂が値段も手ごろで扱いやすい。
ガーネットストーンと呼ばれる砂は比重も重いし
ポリプテルスの体色を上げてくれるのでよく使われている。
この砂は色が赤く、砂粒が光を乱反射してくれるからなのかは分からないけど
確かに体色が濃くなる。
赤色が体色を上げてくれるのかな?と思って
別の赤系の光を乱反射しにくい砂を試してみたけど
ガーネットストーンほど体色はあがることはなかった。
おそらく砂の色と光の乱反射が体色を濃くするのではないだろうか??
定番のガーネットストーン 確かに発色は良くなる けど… 価格が高いので使いづらい? |
個人的にだけど赤くキラキラ光るガーネットストーンが自分の好みではなかったので
黒っぽい光を乱反射しない砂を使っている。
体色も黒っぽくくすんで水槽内も黒っぽくなって雰囲気は好みのものになったけど…
水槽内が暗くなりすぎて写真は撮りにくくなってしまった…
黒系の砂 落ち着いた雰囲気で好きなのだが… 保護色になって、ちとポリプテルスが確認し難い |
そんなワケでポリプテルスの体色にも
水槽内の雰囲気にも影響を与える底砂。
どのような砂がいいか自分で色々試して見ると面白い。
…多分、誰も試さないとは思うけど
ソイルという砂も場合によっては結構使える。
もともと水草を育成するために開発された砂なんだけど…
ソイルは土で出来ているので比重が軽く
ポリプテルスでは泳ぐたびにソイルを巻き上げ
水槽内が濁ってしまいとても鑑賞どころではなくなってしまうと言われるが…
大型のポリプテルスなら確かにそうだろうと思うけど(試したことがない)
小型のポリプテルスだと意外とそうでもなかったので使ってみると面白いかも?
特にアミメウナギは水草植えても割りと抜かれることは少ないので
水草水槽でもイケるんじゃあないかと… 思う。
他、ポリプテルスは飼い込むと体色に緑色がかかってくるが
底砂や水槽内の環境というよりも
水質や個体が落ち着いてくる等の個体の調子による所が大きいようだ。
種類や個体の好み?の水質や環境があるので
じっくりと飼い込みながら緑色になる条件を探してみよう。
また砂は園芸店などでも使えるものが売っているかもしれないので
そーゆーものを探してみるのも面白い。
ホームセンターに売ってた煉瓦チップを底砂として敷いてみた 悪くはないかな… と思う |