カワアナゴ探し


福井県の久々子湖でカワアナゴが見つかったので
家の近くの北潟湖にいるかも?と思い探してみました。
採集に行ったのは10月中ごろです。


最初はこんな感じのところ。
田んぼの用水路から湖に繋がっている場所。
で、採れた魚は

こんな魚。ピンボケで見づらくてすいません。
動きが早くて上手く撮れません。
大きさは2〜4cmほど。20匹くらい採れた。
タモで水路の壁面なんかを擦るようにすると採れた。
魚の種類はなんだろう?ハゼであることは間違い無さそうだ。腹鰭が吸盤になっているので
間違いなくカワアナゴではない。
体色が薄い奴や写真のように濃く縞が入る奴がいる。
幼魚か成魚かも不明。
でも、まだ幼魚の様な気がする。
で、色々と調べてみるとチチブかヌマチチブっぽい気がするけど、まだ分からない。

次に採集に行ったところは水草だらけでタモが入れにくい場所だった。

こんな感じで、田んぼの脇にあった使われていなさそうな用水路?
舗装もされておらず、ほったらかしな感じがした。
おそらく北潟湖に繋がっている。

取れた生物はメダカ、ドジョウ、フナの幼魚、鯉の幼魚、
スジエビ、アメリカザリガニ、タニシ、ガムシ、ミズスマシ、ヤゴ(なんのヤゴか不明、2,3種類くらい採れた)
あと、最初に取れたチチブっぽい魚に似た奴が採れた。

こんな感じの魚。最初の奴は舗装された用水路付近でしか採れなかったがコイツは
水草だらけのトコロでしか採れなかった。採れた数も2,3匹と少ない。
最初の奴と姿形、大きさは似ているけど、どうやら別の種類の様な感じがする。
コイツもハゼの様だがやっぱり種類は分からない。動きも最初の奴より素早い。網で押さえ込まないと撮れない。
ゴクラクハゼかなあ?ビリンゴではなさそうだ。ジュズカケハゼでもないっぽい。
正体不明です。

結局、カワアナゴは採れなかった。
まあ、そんな簡単に採れるんなら記録も残っているだろうし日本海側には生息していないなんてことは
言われたりはしないだろうと思う。

根気よく何度も探しに行くしかないんだろうな。北潟湖にいるかどうかすら分からない魚だけど。
久々子湖でカワアナゴを採集した職場の同僚さんも一匹しか採れてないって言うし。


北潟湖の南湖。
遠くから見ると美しい景色の湖に映る。

しかし、民家からの排水や岸辺はほとんど護岸工事がされていて
かなり、水質汚染や環境破壊が進んでいるようだ。
ブラックバス、ブルーギルなどの外来魚も多いらしい。

これでは、例えカワアナゴがいても絶滅してしまうかも知れない。
なんとか湖の環境を守りたいけど、自分に何ができるんだろう?
ちょっと考えさせられた一日だった。