パントドンの飼い方



パントドンの飼い方って… 僕もあんまり良く分かってないンやけどね。
全長は15a
性格はアロワナに近いかも?
ちょっと気難しい性格…


水槽について

成魚の大きさが15a程度なんで
30aの水槽から飼えます。
僕も最初は30aの水槽で飼い始めたしね。
ただし、単独で飼う場合ね。
どーやらパントドンはナワバリ意識が強いらしーので
30a水槽で2匹飼いとかはしない方が無難。
複数飼う場合は60a以上が良いかと。
繁殖狙う場合は90a以上が良いとか?
繁殖させてた事ないのでよー知らんけど。

僕は60a水槽で5〜6匹が丁度いいかなぁ?って思ってます。
もちろん個体の性格なんかもあるので一概には言えませんけどね。

あとよくジャンプするので
蓋は必須。隙間も無くしましょう。


水質について

酸性すぎず
アルカリすぎず。
よーするに中性で。

色々試したけど
(ピートモスも使ってみた)
中性で飼うのが餌食いもよく
一番調子よさそうでした。
pH6.5〜7.5の範囲でいきましょう。
酸性に傾きすぎたので
サンゴ砂で調整したけど問題ありませんでしたよ?





ろ過について

水面を波立たせないよーなモンなら
外掛けだろーはエアリフトだろーが
外部式だろーが上部式だろーが
なんでもいいと思うよ?

水面波立たせたらダメなんなら
エアリフトだめじゃん!って?
ソンナコトナイヨ!
波立たせないように工夫すればいいんよ。





環境について


導入直後は非情に弱いので
十分に水合わせしましょう。
水槽に慣れるまでは単独飼育が無難です。

水温は20℃から30℃までは問題なかった。
でも安全を考えて25℃前後で飼うのがいいでしょうね。

そして…
水面を波立たせないのがポイントね。
パントドンは水面に落ちてきた餌が起こす波で
「餌が来たッ!」って感じるそーなので
常に水面が動いていると
餌の区別が分かり難いらしい。
それに水面の動きで餌が分かるとゆーことは
生息地はよほど静かな水面なんだろう。
そんな生息地に適応して生きてきたンやから
水面が波立っていては落ち着く事が出来ず
ストレスとプレッシャーを感じて死んでしまうかも知れない。
「むぅ… このプレッシャーはッ!」
って感じで。
なもんでろ過槽はなんでもいいよって書いたけど
水面を波立たせない工夫が必要ですね。
ま、色々工夫してください。
塩ビ管やペットボトルを加工すれば簡単に出来ると思います。

あと水面には隠れ家として
水草でも浮かべて置くと落ち着きやすいです。
発砲スチロールでも可です。
その際スチロールの上にウィローモスをブワッて
乗っけて置くと自然な感じがして見た目も良いッ!






混泳について


大人しい魚との混泳なら問題ないです。
ただ相手が小さいと食べてしまうので注意!
それと相手がデカくて食べられたッ!
って事もあるのでやっぱり注意。

生活圏の重ならない相手を選ぶのが基本。

ちなみにアミメウナギなんかだと大人しくて混泳させ易かった。
ポリプテルスとの混泳は小型種ならイケそうな気がしたんだけどダメだった…



餌について


僕は餌が最も苦労したよ〜
個体にもよるけど環境に慣れるまでは
餌食べませんでした。
とりあえず適正な環境を用意する!
コレが近道かな?
それでも慣れなかったら
暫くの間は水槽を新聞紙なんかで目隠しするといいよ。
パントドンはどーも目が良いみたいだし。

餌はとりあえず水面に浮くやつね。
クリル、乾燥赤虫など…

全然食べないんですけど?って時は
冷凍赤虫が喰い付きが良かった。
それでもダメな場合!
やっぱり生き餌だねぇ…

ミールワームが使い勝手が良くて便利です。
ただ、栄養的に問題ありそう…
あとはメダカかな?口に入るサイズの。
ミールワームは餌として与える前に
熱帯魚の餌を与えて栄養強化しておきましょう。

拒食偏食個体は
何でも食べるヤツと一緒にすると
つられて何でも食べるよーになる時があります。
もちろん個体差があるので絶対ではアリマセンよ?

ちなみに生き餌の味を覚えさせると
人工飼料や乾燥飼料は美味しくないせいか
見向きもしなくなるので注意!
生き餌は1週間に1回与える程度におさえて!
もともと動き回るよーな魚ではないので
給仕も1週間に2.3回で十分だと思いますよ?
餌をやり過ぎると太りすぎで急死します!

動き回らないおかげ?で
1ヶ月は餌食べなくても平気なようです。



雌雄差について

えーと尻鰭みれば分かります。


こんな感じになってるのが♂。


んで、こっちが♀。

尻鰭で分かるなんてポリプ見たいです。


繁殖について


ええ、わかりませんとも!
繁殖なんてさせた事ありませんよぉ?

とりあえず知ってる情報は
浮遊性の卵をばら撒くそーで。

後は知りません!

追尾かどーか知りませんけど
雄が雌の周りをしつこくクルクル回って
カラダをぶるぶる震わせていたの見たことあります。

なんか分かったらまた追記しますよ。








なんか分かったので追記。
といっても何も分からない状況なんだけども!!
でもウチで一応、産卵孵化までいったの。
でも、なんで産卵したのか分からないの。


ってな感じで稚魚は産まれたんだけどねぇ…
おそらくだけど餌を上手くしてやれなかったのが原因で
全滅してしまったのだった…

で、それだけだと情報として
イマイチなので
ウチのパントドンの繁殖で面白かったこと紹介するよ。

パントドンをペア飼いしてたんだけど
実は2010年の7月9日にオスが死去。
んで8月1日に稚魚を確認。
7月9日から8月1日までメス一匹のみ。

んで8月2日にメスがまた産卵。

と、ここまでなら
メスが単独で産卵したのね…
よくある話だよねぇ?
もちろん無性卵だ。オスがいないんだからな…
と、思うだろう…??

受精卵だったんだ…

つまりオスが死んでから20日以上経ってから
受精卵を産卵したことになりますな?


オスが20日以上も居ない状態で…?
そんな事がありえるのか?
いや、実際そうだったからありえるンだろう。
なぜにこのようなことが起こりえるのだろうか?
オスの精子が20日以上も水中で生きていたのか?
それとも… 体内受精か?


だれか… 
このHPを見ている誰か…
このナゾをどうか解いてやってください。




中央に映ってンのが卵ね。


産卵から2日後


産卵から4日後で孵化
稚魚の左に半透明の卵の殻が確認できます。


卵の殻を頭に被ったままのコ

んで孵化後、2,3日後にブラインを与えるっと。
その後、栄養強化したブラインや小型魚の餌
乾燥ミジンコや刻んだ冷凍赤虫を与えるも
次々と稚魚は斃死。
結局9月18日で全滅してしまった…
僅か50日強の夢に終わったのだった…

オスも死んでしまって…
また再挑戦したいけど何年先の事になるのやら?