育成から2年程経って…
ようやくオトナの仲間入り。
これでやっと子育てから開放されるのだ!!
…長い間お疲れ様でした。
40㌢を超えたポリプテルス
まだまだ成長するよ!
だがしかし!
やっとオトナの仲間入りしたってだけで
人間で言うところの成人… 二十歳になったってだけ。
図体だけデカくなっただけでまだまだ子供と同じよ!
育成と言う意味ではもう手をかけてやるやる事はないけど…
早熟なコだと繁殖まで出来るようになるらしい。
セネガルスで2年ほどで性成熟するのだとか?
頑張れば2年ほどでだいたいフルサイズまで育つけど
成長の余力がまだ残っている個体は多い。
(特に大型種は)
とは言え、ここまで育った個体に幼魚と同じ飼い方をしていては太ってしまうので
さらに給餌量を減らしていこう。
減らすと言っても毎日給餌していたものを週5日に減らすとかではない。
まだ毎日給餌していても問題はないと思う。
小型種だと2,3㌢(種類によるが…)
大型種で5,6㌢は伸びる可能性があるハズ。
なので給仕は止めずに毎日与える量を減らしておくだけでにしておく。
2年程でもう成魚のポリプテルスと混泳させることも出来るが
水槽に余裕があるのならそのまま育成水槽で飼い続けたほうがよい。
成魚になると給餌量がガクっと減るので
まだ成長の余力があるポリプテルスを成魚の飼育ペースに合わせると
それ以上の成長する可能性が無くなってしまうから。
…育成水槽を2年以上も設置しておくのも色々な事情により難しいんですけどね。
成長の可能性に期待しながら3年目。
もうここまで来るとほとんど成長しなくなる。
もちろん例外があり、稀にさらに成長するヤツもいないわけではないが…
(5、6年かけてゆっくりと成長したりする)
とりあえず3年経てば成魚扱いして大丈夫。
餌も毎日給餌する必要もなく週に2,3回程度の給餌で問題ない。
もし、週に2,3回しか給餌しないなんて可哀想だ!
と思うなら一回の給餌量を極端に減らせば毎日与えても大丈夫。
とにかく無駄な脂肪はつけないようにしておくことがポリプテルスの健康を保つ秘訣です。
ただし痩せていれば良いというものでもなく栄養不足にも注意が必要。
背中の肉の盛り上がりがないだとかお腹が窪んでしまっていないかだとか…
ボディコンデションに注意して餌の適量を把握しておく。
成魚になり給餌量も極端なくらいに減り育成もかなり手抜きが出来るようになる。
ようやくポリプテルスらしい?飼育ができるようになるのだ。
水温も26℃程に下げておこう。
これからは水温を高くして餌の消化を促さずに
逆に低めに設定して食べた餌をじわじわと消化させて
腹持ちを良くしてやったほうがポリプテルスが空腹感を感じなくて良いように思う。
…間違っても水温低くしすぎて餌の消化を遅くなり
腹の中で餌が痛んでしまうようなことはしないこと。
育成がかなり手抜きが出来るようになる… と書いたけど
もう『育成』じゃあなくて『飼育』になるね。
…何が違うのかって?
そりゃあ、気持ちの問題でしょう。
それに手抜きったって何ヶ月も水換えしないとかじゃないよ?
本当に手を抜いたらあかん。
幼魚の頃に比べると成魚になった今は給餌量や水換え頻度が少なくなったってだけの事だから。
しつこいようだけど成魚は給餌量を抑えておく。
水換えは飼育匹数にもよるけれど
最低でも2週間に一回は換えること。
物理ろ過のウールマットも月に一度は掃除してあげてください。
成魚になるとパワーも強くなるのでポンプをずらされたり
レイアウトを破壊されたり蓋を吹っ飛ばして飛び出したりなど
事故も起こりやすくなるのでくれぐれもご注意を…
これから先はポリプテルスが天寿を全うするまで末永くお付き合いくださいませ。
…成魚になると次は『繁殖』の楽しみがあるんだよなぁ。