幼魚が20㌢を超えたら…

大型種の場合は40㌢を超えたなら餌をボチボチ減らしていこう。
それと同時に水温も27℃ほどに下げておく。


20㌢ほどのポリプテルス



…『27℃』という数字にはたいした根拠はない。
まだ小さいウチにガンガン餌を与え
その餌を消化し成長エネルギーにするために代謝機能を上げるという事で
水温を28℃にしたわけで
ある程度成長し、成長速度も緩やかになったなら
それにあわせて餌の量も減らし代謝機能も下げるということで
1℃下げて27℃という数字にしてみただけ。
食べる量が減るのに代謝機能だけが上がったままだと体を維持するのに体力使っちゃうからね。
実際のところ、27℃(28℃も)に水温を常に保っておくというのは不可能だ。
ヒーターやサーモスタットの性能の所為でもあるし季節の影響でもそう。
夏なんて普通に30℃超えますし…
幼魚を育成するときは春生まれ(その年のね)のポリプテルスを選ぶのが時期的に丁度いい。
その年の春う案れならガンガン成長させる季節が夏に入るので。
ただ、夏は暑すぎて冷やしてやる必要があるけど…
夏が過ぎれば設定水温をオーバーしてしまうこともなく水温調整のしやすい季節になる。

27℃に下げると書いたけど
もしかしたらもっと低い温度でも差はないのかもしれない。
ある程度成長して… おそらく一年以上の時間がかかると思うけど
何故にえさの量を減らすのかと言うと… 幼魚時の成長期が終わるから。
一気に成長するのが大体生後一年くらいではなかろうか?
それから少しずつ成長速度が遅くなっていく。
成長速度が遅くなるのであれば
成長期を同じ条件で育成を続ければ
成長に必要な分以上のカロリーを摂取することになり将来的には肥満になってしまう。
肥満になると、ある日突然ポックリ逝くことが多い。
先日まで元気だったヤツが突然に…
おそらく太りすぎ原因で成人病だとかホルモンバランスの異常だとかの病気になるのだと思う。
それ故に成長に合わせて給餌量を減らさねばならん。
太って大きくなったー!って喜んでる場合ではない。
また、成長にあせて餌の種類も変えていったほうがいいように思う。

しかし、餌を完全に絶ってはいけない。
大きくなったとはいえ、まだまだ成長するのだ。
小さい幼魚時のように満腹にする必要はないが
毎日腹八分程度にはしておこう。
この段階でも給餌を一気に減らすと大きくなりにくい。
まだ、この段階で育成水槽を大きくしておこう。
育成匹数が多いのなら、ここで少し分た方がいい。
とにかくポリプテルスに今の環境が狭いと感じさせないこと。
(と言ってもポリプテルスがどう感じているのかなんて分からんけどね)
今の環境にストレスを感じさせないこと。
(と言ってもポリプテルスがどう感じているのかなんて分からんけどね)
給餌量もそうだけど、ちょっとしたストレスでも成長が鈍る。

幼魚育成中は給餌量も多いので水を汚しやすい。
ある程度大きくなり給餌量も減ったから水換え減らしてもいいや…
などとは絶対に思わない事。
水換えは小さい幼魚時と同様、マメに換えていこう。