レイアウト



レイアウトは『何もない』状態にしておくのが一番トラブルが起こらない。
下手にレイアウトすると狭い隙間に挟まって傷だらけになってしまったり
挟まったまま脱出不可能になり死亡してしまう… 
なんて事もあるかもしれない。
何かに驚いてレイアウトにぶつかって怪我をしてしまう事もある。

 
 『何もない』状態は事故も少なく飼育管理がラクだが…

しかし…
ポリプテルスの性質として物陰に隠れたがる。
と、いう事は『何もない』状態だと隠れる場所がなく
ポリプテルスにとってそれは常に敵に襲われる状況であるということで
強いストレス状態にあると思うんだ。
なので自分としては隠れ場所となるレイアウトをしてやったほうがいい思うわけ。
そもそもが水槽環境というのは
ポリプテルスが長い時間をかけて適応してきた自然環境と比べるとあまりにも単調すぎるのだ。
そんな単調すぎる水槽環境にせめて工夫をこらしてポリプテルスにとって豊かで充実したものにしてやろうと思うのだ。
もちろんポリプテルスが怪我をしたりしないようなレイアウトしなければならないけど。

なにも自然を再現する必要はない。(そんな事は不可能だし)
例えばポリプテルスが引っかかって脱出不可能にならない程度の塩ビ管を設置してやるだけでも十分だ。
ま、少々見た目は悪いけど。
何かしら危険を感じたときや不安を感じたときに潜り込めるものがあるだけでもポリプテルスにとっては随分と違うハズ。
見た目を気にするなら
石組や流木をゴロリと転がしておくだけでも見た目が自然な感じのレイアウトに見える。
ただしポリプテルスは力が強いので石組を崩されて
そのまま石が水槽のガラスにぶつからないようにしておこう。
あとで泣くハメになるかもよ?
水中ボンドやシリコンで石同士を接着しておくと比較的安全。
流木も同じく、アクリル水槽で買う場合は暴れて流木が動きアクリルに取り返しのつかない傷が付く場合もある。
流木の下に底面ろ過のパネルや塩ビ板、アクリル板などをステンレスのビスで止めて砂に埋めるなどの工夫をしておこう。
水草は引き抜かれてしまうけれど
植木鉢に植えた状態で水槽に入れておくと意外と引き抜かれ難い… かもしれない。
また水草は流木に活着するアヌビアスの仲間やミクロソリウムの仲間が丈夫で引き抜かれ難くポリプテルスとは相性が良い。
…ただコケが生えたとき(特にヒゲ状の黒くて硬いコケ)は生物によるコケの駆除が出来ない。
コケ取り生物はポリプテルスに食べられちゃうからね。

   
石を適当に置いたり
ミクロソリウムやアヌビアスなどでレイアウトすると見た目も華やかになって良い?
 
アクリル毛糸を入れた水槽
見た目は変だがアクリル毛糸の中を出たり入ったりと隠れ家にモフって安心?しているようだ
また、実はこの毛糸が産卵床の役目を担ったりします
 



そんなときは活着してる石や流木ごと水槽から取り出して
漂白剤(台所用でよく使うようなやつ)につけておくとコケだけ枯らすことが出来る。
あとは漂白剤をよく水で洗い流して元の水槽に戻すだけ。
楽チン?でしょ。