冷凍餌





生モノを冷凍した餌、
解凍すれば新鮮な状態に近いのでポリプテルスの喰い付きはかなり良い。
冷凍しているので保存もそれなりにきく。
お店で入手しやすい冷凍餌と言うと冷凍赤虫だけど
成魚のポリプテルスにはちと使い辛い。
幼魚期の小さいうちに使おう。
他、もしも繁殖に成功したらなら冷凍ブラインシュリンプや冷凍ミジンコ等があるので活用しよう。
ウワサによると冷凍イトミミズなる商品もあるのだとか… 僕は見たことがないけど。
爬虫類用として売られている冷凍餌もポリプテルスの餌として使えるけど
基本的にポリプテルスの成魚の餌に出来そうなものは
田舎のアクアリウムショップ?にはあまり売っていない… と思う。
なのでポリプテルスの成魚に使える餌はお肉屋さんやお魚屋さんで入手するのが手っ取り早い。
もちろん人様用に売られている食品であって
決して鑑賞魚用の餌として売っているわけではないので
何があっても自己責任になるけど
探せばポリプテルスの餌として使えるものが沢山ある。

では、どのようなものが良いかというと
水槽という狭い空間ではあまり泳げず運動不足になりやすい。
加えて元々があまり活発に泳ぎ回るような魚でもない。
なので脂質の少ないものを餌として選ぼう。
魚用の餌として売られてるわけではいので飼育者自身が考え
創意工夫しなければならないのだ!!
ビタミンは?カルシウムは?ミネラルは?リンは?各種栄養のバランスはどうか?
与えて悪影響は出ないか?
等など、色んなことを考える必要があるのだが…
まぁ、あまり難しく考えると頭がこんがらがっちゃうかもしれないので
様々なものをバランスよく与えられるように用意しておこう。
この世には完璧なバランスの取れた食べ物などないのだから…

お肉屋さんで餌になるものといえば牛豚鶏の心臓(ハツ)、鶏の胸肉、ササミなどが
脂質が少なくてよいと言われている。
お魚屋さんで餌になるものは… 大概のものは餌になる。
ただ海産の魚は脂分が多いものもあるので
給仕したとき、水面に油が多く浮いてしまうものは与えすぎないほうがいい。
また酸化防止剤が使用されてるいるものもあるので
それらもなるべく与えないほうが良い。
剥きエビや剥き身アサリ等… 他にもあるので注意しておこう。
お肉屋さんでもお魚屋さんでも生ものを買うことになるので
買ってきたものをそのまま冷凍せずに
脂肪分や消化に悪そうな部分や血液を取り除いて
食べやすい大きさにカットして冷凍すること。
そうすることで給餌の際に楽が出来るしポリプテルスの健康にも良いし水も汚れ難くなる。
…ただ、冷凍しているからと長期間保存できるわけではない。
真空パックしてマイナス30度以下の冷凍庫に入れておけるならかなりの期間保存できるが…
家庭用の冷凍庫ではもって2ヶ月程度。
冷凍してるから何ヶ月でも保存がきくぜッ!!
などと油断せずになるべく早めに使い切るべし。





ウチで与えてる冷凍餌の一例を紹介

  アジ
小さいのから大きいのまで
各種サイズがそろっていて使いやすい
 
   
  確か… イワシ
画像は処理済だけど
頭付きも売ってる
 
   
  カタクチイワシ
小さいので大型のポリプならそのまま与えても良し
切り分けても良し
鱗が剥がれやすいので扱いは丁寧に
 
   
  カジキ… だったと思う
切り身でも売っているが…
身が柔らかく水槽内でバラけやすい
 
   
  サケの一種…
人が食べても美味しいためか
お値段が高い
が、餌としては使いやすい
 
   
  甘エビ
嗜好性はあまりよろしくない
食べ残すと水槽内にエビの出汁が出そう
 
   
  鶏の胸肉&ササミ
ウチでメインで使ってる餌
理由はいつでも簡単にその辺のスーパーで手に入るから
しかも喰いがいい
さらに肉の中に人工飼料等の喰い付きの悪い餌を埋め込んで食べさせるという反則業も使える
なお、皮は餌として使わないので自分で食べちゃいます

 
   
   鶏の筋胃
いわゆる砂肝
肉が硬いためかあまり消化にはよくない模様
ただ喰いは悪くないのでウチではたまに与えている
大量に与えると消化しきれずに吐き戻すので注意