ゲームを始める前は、リーダーも参加者も緊張しているもの。導入の段階では、司会対参加者という形をとりゲームを進めていくことが必要となります。そうすることにより徐々に緊張もほぐれ、次の段階へと進めていきます。進めていく上での注意点は、まず、声が全体に届くようにする(参加人数、場所によっては音響設備も必要)ことが大切。せっかくの楽しいゲームも声が聞こえなくては参加者はおもしろくありません。またそれぞれのゲームが盛り上がったからといって、何回も何回もするのはあまり良くありません。もう少ししたいなあと思うところで切り上げて次のゲームへ進んでいくことが最後まであきささず、ゲームをしていく上で大切なことです。さあゲームを始めてみましょう。 |
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ゲーム名 |
内容 |
司会 |
備考 |
1 |
お手をどうぞ |
リーダーが手をたたくのにあわせて参加者も手をたたく。司会は途中で止めたりしてひっかける |
「みなさんこんにちは。私は今から始めるゲームの司会をします○○○○と申します。よろしくお願いします。」「さてそれではさっそくゲームを始めましょう。まずお兄さんがハイと言った後に手をたたきますので、みなさんもお兄さんの手に合わせて手をたたいてください。それではいきます。ハイ、パチン、ハイ、パチン、ハイ、パチン、ハイ、・・・(手を交差したたかない)。つられて手をたたいてしまった人がいますね。次は勢いよく大きく手をたたきましょう。いきます。ハイ、・・・。(勢いをつけさすと、必ず何人かはひっかかる)(2,3回続ける) |
注意点 まずは自己紹介から、笑顔で声はハキハキと。最初の印象が大切。 ゲームは大きく手を挙げてみんなに手が見えるようにしたほうが良い |
2 |
ヨッ日本一! |
司会が右手を上に徐々にあげた時、拍手をしてもらう 合間に左手を真上にあげた時「ヨッ日本一」と言ってもらう。真横の時は「キャーすてき」斜め下の時は「がんばれー」と言ってもらう。自己紹介の時や誰かに前へ出て何かしてもらう場合に使うと効果的。 |
「お兄さんが右手を徐々にあげた時に皆さんは拍手をしてください。そしておろした時には拍手をすぐに止めてください。じゃあ練習しましょう。」「はいそれでは次にお兄さんが左手を真上にあげた時にはみなさんヨッ日本一と叫んでください。」「練習します」「次に左手を真横に出した時は、キャーステキと言ってください」「練習します」「次に斜め下に手をやった時はガンバレーと言ってください」「それではすべて合わせて練習します。」「これはゲームを進めていく中で、ときどきしてもらいますので、司会の動きをよく見ておいてください。」 |
ゲームの合間に、また誰かに前へ出てもらった時使うと有効です 司会の自己紹介とあわせてすると良い |
3 |
拍手ゲーム |
司会が言った数だけ手をたたく |
「お兄さんが言った数だけ手をたたきましょう」「はい5」「つぎ7」・・・・ 最後は4、3、2、1、0という。0でひっかかる人がいる |
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4 |
拍手ゲーム(ハンカチ使用) |
司会が持っているハンカチが手から離れた瞬間だけ拍手をしてもらう。途中投げるふりをしてフェイントをかける |
「ここにハンカチがあります。このハンカチがお兄さんの手から離れている間だけ細かく勢いよく拍手をしてください。それではいきます。(ハンカチを思い切り上に投げて、落ちてきたらつかむ) |
とるふりをして落とす、投げるふりして投げないなどフェイントを入れる |
5 |
拍手ゲーム(品物編) |
お店(例えばパン屋)で売っているものを司会が順番に言っていき、その店で売っているものであればみんなに拍手してもらう |
「今からパン屋で売っているものの名前を言っていきます。その店に売っている品物であれば拍手をしてください。売ってないものの時は拍手をしないでください。」「ジャムパン、あんパン、フライパン、コッペパン、ジーパン、クリームパン、ピーターパン、パンツ、ピンポンパン、食パン、鉄板」など |
ネタはあらかじめ考えておく |
6 |
じゃんけんチャンピオン |
じゃんけんをして最後まで残った人が勝ち(全員立ってじゃんけんに負けた人、あるいはあいこの人も座らせて、最後に残った人がチャンピオン |
「それでは皆さんお立ちください。今から今日の運試しをします。お兄さんとじゃんけんをします。大きく右手を挙げてじゃんけんをしてください。まずお兄さんに負けた人だけ座ってください。勝った人、あいこの人はそのまま立っていてください。いきます。じゃんけんポン。次は負けた人とあいこの人も座ってください。(残り2,3人になったら、前へ出てきてもらって、その子たちでじゃんけんをしてもらっても良い)<最後の一人がきまったら&rt;はい今日一番運の良い人です。お名前は?はいチャンピオンの○○くんに大きな拍手をお願いします。」 |
注意点 司会は右手を大きく挙げて、みんなに手が見えるようにする。 参考 途中負けた人だけそのまま立ってもらうというようにしても良い |
7 |
じゃんけんポンポン |
司会が「じゃんけんポン」と言った後に「ポン」と掛け声を返してもらう。その際、司会が出した手と同じ手を出してもらったり、勝つ手、負ける手などを出してもらう |
「お兄さんがじゃんけんポンと言ったら、皆さんはポンと返してください。それでは掛け声の練習をします。「じゃんけんポン」「ポン」「じゃんけんポン」「ポン」(2,3回繰り返す)はいでは、お兄さんがポンと言ったときにじゃんけんの手を出しますので、皆さんはポンと返した時に同じ手を出してください。いきます。「じゃんけんポン」「ポン」(何回か行う)次にお兄さんの手に勝つ手を出してください。「じゃんけんポン」「ポン」・・・次は負ける手を出してください。(「ポン」と返すタイミングが遅くなりがちですが、同じ手、勝つ手と同じように「ポン」とすぐ返すというタイミングは変えないよう言う)じゃあ最後に同じ手を出して終わります。「じゃんけんポン」「ポン」 |
注意点 掛け声はテンポ良く 同じ手、勝つ手、負ける手の順にする 参加者が小さい子が多い場合、一番難しい負ける手で終わると、できないからと嫌になってしまう子が出てくるので、必ず最後は簡単な同じ手で終わるようにすると良い |
8 |
ドンドコドン |
じゃんけんポンポンの応用 |
「グーをドンドコドン、パーをパンパカパン、チョキをピーヒャララに変えてじゃんけんポンポンと同じようにやります。まず同じ手を出してください。いきます。じゃんけんピーヒャララ」「ピーヒャララ」(じゃんけんポンポンと同じように勝つ手、負ける手で行う) |
テンポは一定でリズム良く |
9 |
右向け左向け回れ右 |
笛の合図で左向き、右向き、回れ右をする |
「これからお兄さんが笛をふきます。笛1つで左、2つで右、3つで回れ右をしてください。一度練習します。」(何回かする)「それでは全員目をつぶってします」 |
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10 |
鼻、鼻、鼻、目 |
司会が声を出して体の一部を指差すのと同じところを指差してもらう。時々司会が言ったのと違うところを指差すのでつられないようにするゲーム |
「今からお兄さんが右手の人差し指で身体の一部を指差します。皆さんもそれにあわせてさしてください。一度練習します。」「次に私が言ったところと違うところを指しますのでつられないように言ったところをさしてください」 |
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11 |
もしもしカメよ、グーパー編 |
右手をパーにして前に出し、左手はグーにして胸に当てる。次に右手を胸にもってくると同時にグーにして胸に当て、逆に左手は前にもってくると同時にパーにする。これを「もしもしカメよ」の歌にあわせ、交互に行う。何回か後、歌の途中にハイと入れたらグーとパーを逆にする。 |
「右手をパーにして前にのばしてください。そして左手はグーにして胸にあてます。次に右手を手前にもってくると同時にグーにして胸にあて、左手は前に出すと同時にパーにします。練習しましょう。1、2、1、2。はいそれでは、もしもしカメよの歌にあわせてしましょう。できますね。ではいきなり上級コースです。歌の途中でハイといれますので、そのハイと言った後にグーとパーを入れ替えてください。つまり。前がグー、胸がパーとなります。ではやってみましょう。」 |
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12 |
もしもしカメよ、右手、左手 |
両手人差し指を前に出し、右手は縦、左手は三角を作る。これを歌にあわせて行う |
「両手人差し指を出して、右手は縦に1、2、1、2と動かします。左手は1、2、3と三角に動かします。これを同時に行います。歌にあわせてやりましょう」 |
上級編 右足縦、左足三角同時にするのも面白いよ。 |
13 |
むすんでひらいて |
むすんでひらいての歌をうたい、歌詞のなかの「て」と「で」をぬいて歌う。チーム分けをして行うのも良い。動作(手をにぎったり、ひらいたり、たたいたり)を入れると更に難しくしていく。 |
「みなさんでむすんでひらいてをうたいましょう」「この歌のなかには『て』と『で』がたくさんでてきます。次にこの『て』『で』をぬいてうたってみましょう。」「ではここでグループを二つに分けて間違えずに早く歌いきったチームを勝ちとします。ではこちらのチームから始め・・・・」「次に手振りをいれて歌います。手をにぎったり、ひらいたり、たたいたり動作を加えてうたいます。ではやってみましょう。」 |
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14 |
だるまさん、だるまさん |
司会が言ったとおりに動いてもらう。ただし、言葉の前に「だるまさんだるまさん○○してください」と言った場合のみ行動してもらう。耳でよく聞いて動いてもらうゲーム |
「お兄さんの言ったとおり動いてください。右手をあげてください。左手をあげてください。おろしてください。ハイ結構です」「次に今から皆さんに『だるまさん』になってもらいます。お兄さんが『○○してください』の前に『だるまさんだるまさん』という言葉をつけます。お兄さんが『だるまさんだるまさん○○してください』といった時だけ動いてください。言葉の前に『だるまさんだるまさん』とつかない場合は動いてはいけません。わかりましたか?それでは始めます。」「それではお立ちください。・・・って立ってはだめです。」「だるまさんだるまさんお立ちください」 |
司会は引っ掛けるポイントを前もって考えておく |
15 |
おちたおちた |
司会が「落ちた落ちた」と言ったら参加者は「何が落ちた」と言います。司会が「リンゴが落ちた」「かみなりが落ちた」「流れ星がおちた」と言うので、その言葉に合わせた動作をする |
「お兄さんが『おちたおちた』と言いますので、皆さんはその後に『なーにがおちた』と言ってください。その後にする動作を3つ覚えてください。『リンゴがおちた』と言ったら、皆さんはリンゴを落とさないように『サッ』と両手を差し出してください。一回練習します。『リンゴがおちた』『サッ』(何回か練習する)次に『かみなりがおちた』と言ったら『キャッ』と言っておへそを押さえてください。『流れ星がおちた』といったら『アッ』と言って空を指差してください。」(何回か練習したあと)「一通り練習したので一回遊びましょう。」 |
司会は実際の手と違う手を出してみる(つられる人がいる) また『受験におちた』『ガクッ』と頭をさげるなどアレンジしたものをしてもおもしろい。ただし受験シーズンは控えたほうが良い。 |