福井市 越廼小学校 koshino elemenntaru school校長室より
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「ありがとう 越廼村  さようなら 越廼村 そして新しい福井市へ」

1月22日(日)、越廼村閉村式典が行われました。「越廼村53年のあゆみ」をビデオで振り返ったり、「羽ばたく越廼」を全員で歌ったりして、参加者全員が去りゆく越廼村を惜しんでいました。
 式典の最後には、越廼村のシンボルである村章が厳かに降ろされました。

 越廼村の名は、泰澄大師ゆかりの地として知られている越知山の西の方に位置していることに由来しています。

 村章は、昭和41年に公募の中から選ばれたもので、「こしの」の「こ」を図案化したものです。中心の円で、旧越廼村と旧下岬村の団結を、左右に伸びているのは村の発展を、また、太い線で海と山の調和を表現しています。

 この村章のとおり、越廼村は、53年間「水仙と海の文化村」として、目覚ましい発展を遂げてきました。子ども達には、この先人の努力を知ると同時に、村民のこの越廼村に対する限りない思いを何としても感じ取ってもらいたいと思っています。
 そして、「わが故郷 越廼村」をいつまでも愛する心(郷土を愛する心)をしっかりと自分の中に芽生えさせて欲しいと願っています。

 「感謝の心」を育てたい。

  飽食の時代にあって、子ども達に「食べ物のありがたさ」を感じさせ、「感謝の心でいただく」ことを教え分からせることは、なかなか難しいことです。しかし、感謝していただくことは、心豊かな人間に成長していく上で、どうしても身につけさせたい大切なことです。
 一つ目の感謝は、「食べ物が食卓に並べられるまでに、たくさんの方の
手がかけられている。」そのことへの「感謝の心」です。例えば、カレーライスを例にとれば、カレーライスが目の前に並べられるまでに、たくさんの人の手を通って来ています。届くまでをずっとさかのぼってみましょう。カレーライスには、ジャガイモやニンジン、タマネギ、肉などが入っています。私たちの目の前に並べられる前は(目の前に届く前は)、調理員さんが給食室で「おいしくなれ、おいしくなれ」「おいしいものを食べさせたい」という思いで心を込めて作ってくださる。その前はというと、カレーライスで使う食材を学校まで運んでくださる方がいます。また、その前はというと、それらの野菜を畑で、汗水流して作ってくださる方がいます。そういう人のおかげで、おいしいカレーライスが食べられるんです。そういったたくさんの人への感謝です。
 二つ目の感謝は、「命」への感謝です。人間が生きていくには、また、自分の命をつないでいくためには、どうしても他の命をもらわなくては生きていけません。魚や肉など動物の命だけでなく、ジャガイモやニンジンなどの野菜、つまり植物の命もいただいて、自分の命をつないでいるのです。ですから、食べ物を残すということは、その命をムダにすることなのです。
 「もったいない」というのは、命をむだにして「申し訳ない」という気持ちと同じなのです。
現在日本は、多くの国々から食料の半分以上を輸入しています。(食糧自給率約40%)それにもかかわらず、この日本では『罪のゴミ』(手付かずに捨てられる食べ物)が、たくさん捨てられています。一日で約三百万人分の食料が廃棄されていると言われています。世界各地の人々が汗水垂らして作った作物を『罪のゴミ』として廃棄している日本は、なんと大きな『罪』を犯しているのでしょう。考えなければなりません。
 三つ目の感謝は、肉や魚の命、ジャガイモやニンジンなどの野菜の命、このような「命」を育み、育てているこの豊かな自然、あたたかい太陽、栄養いっぱいの大地、きれいな海、こういった自然の恵みにも感謝したいものです。
感謝の心が自分の中に芽生えてくると、自ずと好き嫌いも少なくなっ
てくるものです。食べる前の「いただきます。」食べた後の「ごちそうさまでした。」などのあいさつも、きっと変わってくるものだと思います。
 毎日食べている食事ですが、一食一食、感謝の気持ちでいただきたいものです。
1.みんなの心がふれあったクリスマス集会   (オー・ヘンリー作「最後の一葉」)
 今年も「思いやりの心」につながる心温まる話をクリスマスプレゼントとして送りたいという思いで、オー・ヘンリー作の「最後の一葉」を紙芝居にして、子ども達に聞かせました。
話の内容は、画家のベールマンが、病気のジョンジーのために、嵐の夜、自分の命をかえりみず、壁にはしごをかけ「一枚の葉っぱ」を描き、ジョンジーに生きる勇気を与えるというものです。
 子ども達に感想を聞くと、ジョンジーの病気が治ったのはよかったが、ベールマンさんが死んでしまったので、とても悲しいお話だという子が多くいました。
また、児童会役員(6年高家さん、奥田さん、5年橋本さん、村凌さん)が中心となって計画を立てゲームや飾り付け、クリスマスカードなど、いろいろと工夫を凝らし、とても楽しい集会になりました。
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